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このアプリは宇宙線観測を行うことにより科学的研究と科学教育の目的を達成するためのアプリです。神奈川大学工学部応用物理学科日比野研究室とのとの共同研究により開発、公開をしております。

宇宙線とは銀河系内、銀河系内から地球に飛来する高エネルギー粒子です。地球の大気に突入すると、大気の原子核と反応し大量の2次粒子を発生させます。その2次粒子をスマートフォンのカメラセンサーで捉えることを目標としています。宇宙線の2次粒子は平均すると1平方センチに1分に1粒くらいの頻度で地球上のどこでも降り注いでおり、私たちの体も貫通しています。エネルギーが高いため、石やコンクリートも貫通します。この宇宙線がシリコンで出来たカメラセンサーを通過するとほんのわずかな引っ掻き傷のような飛跡を残します。その飛跡をデジタル画像から探します。 可視光の光を捉えるのではないため遮光をし、真っ暗な画像を連続撮影します。LivePhoto機能を使います。普段使っていないデバイスを継続して使うこともお勧めです。

宇宙線の候補が確認された場合は、真っ暗なデジタル画像の該当箇所100x100pixelと一緒に、デバイスID,位置情報、デバイスの方向、ノイズの量、日付などがデータサーバーに送られます。これらの情報は個人情報に結びつくことはありません。 得られたデータが十分な量に達した時点で、解析結果をウェブサイトで一般公開する予定です。また科学的に意味のある結果については、国内外での学会で発表も行うことがあります。 アプリをインストールしたら、暗い場所に設置するか、黒いテープなどで背面カメラを遮光しデバイスを縦に置いて、シャッターボタンを押してください。あとは、そのまま何もする必要はありません。停止する場合は、再度シャッターボタンをタップしてください。遮光が足りない場合は通知が出ます。右上の星マークをタップすると、取得された宇宙線候補の数が確認できます。

今後、最新の宇宙線候補の画像や、データの解析結果を以下のページで公開をしていきます。
https://soramame.n.kanagawa-u.ac.jp/